構造がイマイチ分からなかったので今までスルーしていた88式鉄帽2型用の覆いを作ってみました。
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実物を見かけるようになったリップストップ生地版を製作しています。生地はRANGERさんで購入したものです。
リップストップ覆いの実物は去年4月の時点で既にネット上に写真が出ていて、使っている隊員さんが増えているみたいですね。
写真では前にヤフオクで入手したSDF-88 2型中号に被せています(現在も「88式鉄帽2型複製」などの名前で売られています)。
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2型覆いは前に作った事がある旧型覆いをベースに、実物の写真を参考にしてフチの辺りの構造を変えて作りました。固定用ベルクロが6カ所に増え、作るのが面倒な仕様に進化。
旧型ベースでフチだけ変えたせいかフチの辺りがキツめに仕上がった。実物はどんな感じなんだろうか?

最初はできる限り実物再現を目指してこの覆いを作っていたのですが、実物の写真と同じにするとSDF-88に合わなそうだと途中から思えてきました。
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実物鉄帽とSDF-88では内装の位置が微妙に違うのか、固定用ベルクロの長さを実物風にするとSDF-88用としては短くなりそうでした。
実物再現を優先するか迷いましたが、今回はSDF-88に合わせてベルクロの長さ等を調整しました。おそらく実物よりも長くなっているはず(覆いも内装も実物が手元に無いのでぶっちゃけ分かりません)。
本物の写真では、内装があまりめくれない程度の引っ張られ具合でベルクロが留まっていました。
自作覆いも固定用ベルクロを少し引っ張って留めるくらいの想定の長さにしています。そのため、内装がめくれ上がるように強く引っ張って留めるとかなり余ります。
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紐は実物風の物が見付からず、ちょっとは似てる(と思う)パラコードを使っています。実物覆いの紐は右の芯無しパラコードみたいな紐です。
もう少し似てる紐が欲しい…
右の覆いはRANGERさんで販売されている「88式鉄帽覆2型VC(官品仕様)」です。結構前に買ったもので、たまに仕様変更されていると聞いた事もあるので今も同じ外見かは分かりません。

完成した覆いを付けたSDF-88を被ってみて気付いた問題もありました。
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丸印のネジは内側に結構出っ張っているのですが…
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鉄帽を被ると内装が頭で押され、覆いのベルクロが付いたテープがネジに押し付けられる。
ネジを外すなど何か対策しておかないと覆いが早く傷んでしまいそう。ここは何も固定してないネジなので短い物を使ってほしかったな。
実物鉄帽はここまでネジが出っ張らないので問題は無いっぽい。

気になる点もありますが、前から作ってみたかった2型用覆いを完成させられたので満足。
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88式鉄帽覆いはあご紐を通す穴があるだけだったのが、横から紐が出はじめたり6本足になったり新型になる度に作る手間が増えますね…

もう1個作った覆いはヤフオクに出品していました。