
ヤフオクに出品されている「88式鉄帽2型中号複製・アップグレード版」というのを買いました。
何年も前から88式鉄帽レプリカを売っている方がいまして、そちらから購入しています。
前はSDF-88という名前でしたが、最近はその名前は使われなくなったのかな?

この2つはアップグレード版じゃない古い物。SDF-88シリーズは前にも買っていて家には先代達がいる。
左がアップグレード前の旧2型、右がさらに古い2点式あご紐のタイプ。


内装が違うのは当然ですが、2型になって帽体が少し分厚くなっています。

そういった進化があってからのアップグレード版。
左が旧2型、右が今回買った2型アップグレード版です。色が変わりましたね。


内装は全て新規に作られていて、大きく目立つクッションは官品と同じ黒色に変更されています。
その他のハンモックやあご紐なども色や質感が全然違います。
アップグレード版の帽体はさらに分厚くなっていました。そりゃ重いわけだ。
商品説明ではアップグレード版は概ね1100~1200gとの事です。

左が旧2型、右がアップグレード版のあご紐。
内装の質感を伝えるのは難しいですが、旧2型の方がフニャフニャしている感じ、アップグレード版は少し分厚く硬い感じ。
被り心地は旧2型の方が良いかも。

あご紐のバックルはアップグレード版が良い。明らかにスムーズに着脱できる。
内装はどっちが官品に似てるかというと「どっちも違う」となる気がしますが、アップグレード版の方がしっかりしていて、軍用ヘルメット感はあると思います(自衛隊は軍じゃないけど)。

他の変更点はハンモックを固定しているナット。
旧型は三角形のような形状でした。

アップグレード版は本物のような丸いナットとワッシャーになりました。
「M.D.N」のシールも追加されているのはコピー品っぽい物も存在するからか?

付属の鉄帽覆いも生地が変わっています。
よくあるPX品と違いゴムバンドのループも短めで官品風の外見です。


ちょっと残念なのはレプリカ鉄帽付属の覆いは従来通り片面にしかベルクロがなく、クッションを付ける時に邪魔してしまう。

官品だと2型鉄帽覆いはベルクロが両面に付いています(画像は私が昔自作した物)。


両面にベルクロがあるとクッションがくっつく面が減らず、不安定になりづらい。
官品と同じにすれば多少なりとも手間と材料は増えますし、外から見えないので省略されてしまったのかな?
官品完全再現を求めると納得しない人もいると思いますが、現在流通している88式鉄帽2型レプリカの中では良い感じの製品だと思います。
最近は自衛隊装備のレプリカ品、一般人でも買えるPX品がかなり充実していますね。