
ようやく発売されたS&T製64式小銃が届きました。
弾速や精度を正確に計測できる環境は無いですし、分解して語る知識も無いので外見の紹介をしてみます。



大まかな形状はTOP製と変わりませんね。
太いグリップやストック形状もTOPと同じです。ミニバッテリーを使う物ですしストックはどうにかならなかったのかな?
2016 11/8追記
新ロットでは実物に近い形状のストックに変更されているようです。

被筒は実銃と同じで上が樹脂製、下が金属製です。
エアガンだと普通のプラスチックみたいですが、実物の上部被筒はもっと独特な質感、模様をしています(車のカーボンパーツみたいな感じ)
二脚は垂れ下がってしまいます…
展開した状態でしっかり固定はできますが、畳んだ状態ではこの有様です。被筒に密着していないので左右に揺れまくりです。
ネットで写真を探すと空自の64式は二脚を外してあったりするので外してしまうのもアリかと。(私はこの後に取っ払ってしまいました)

前から持っていた傷だらけのTOP64式の感覚で、無警戒でイジくりまわしてたので「ガリガリ」と嫌な音と感触が。
下部被筒は二脚とぶつかるので傷付けるのが嫌な人は注意しましょう。油断すると私のように開封後数分で傷有りにすることも可能です。
その他、細かい所ではTOP製と変わっている部分が結構あります。


被筒の固定方法がはめ込んだ後にネジ留め式になっています。
TOP製ではEリング固定だった二脚は実銃に似たリングで固定です。


バットプレートにはフタが付いています。実銃とは違う形ですがここからバッテリーを出し入れできます。
開けやすくはないものの、ネジ留めのバットプレートを毎回外すよりは楽かも。

本物に全然似ていないセレクター。引っ張りながら回す必要はなく、ただ回すだけで切り替えできます。
見た目も仕組みも実銃と異なりますが操作はしやすいです。
2016 11/8追記
新ロットはセレクターも実物に似た外見に変更され、操作も引っ張りながら回すようになっているそうです。


個人的にS&T64式で気になるのはマガジンの角度でしょうか。画像で上がS&T製、下がTOP製です。
64式のマガジンはTOP製のように傾いているのですが、S&T製では垂直に近い状態です。これだけでだいぶ違う物に見えてしまいます。
また、S&T64式はマガジンの着脱がしづらいです。コツをつかむまで少し時間がかかるかも。

こちらは銃身周り。
作りが簡略化されていて特徴的な皿形座金は付いていません。この辺の部品は銃身に通すだけなのでTOP製に交換できるかと思いきや一部は取り付けられませんでした。

剣止めの穴の形が違っていて、TOP製剣止めはS&T製の銃身に通りません。使われているネジもS&Tの方が大きいです。
TOP製消炎制退器はS&Tの銃身に付けられるものの、剣止めはS&T製を使わないといけないのでネジが締められない。

TOP製の皿形座金と脚固定筒は取り付けられました。あと、スムーズに可動してくれない負い紐環もTOP製に交換。こちらもそのまま使用できます。
この辺はTOP製の部品を持っていたり、入手するチャンスがあれば交換してしまった方がカッコいいと思います。
マウントベースなど

64式用のレール達。一番右はS&T製のマウントベースで他はタスコ製です。


アンダーマウントは問題無く取り付け可能。被筒をマウントと板で挟むだけのシンプルな構造です。
これはタスコ製ですがS&Tからも同じような物が発売されていますね。
残念ながら被筒側面のレールはレール固定用ネジ穴と被筒の穴の位置が合わず、取り付けられませんでした。

剣止めに付けるレールも奥まで入らず取り付け不可。

S&T製のマウントを付けたところ。
銃本体と同じメーカー製なだけあってグラつきもせずガッチリ固定できてます。タスコ製マウントよりも背が低く、ドットサイトやスコープ載せた場合こちらの方が覗きやすいと思います。
タスコ製マウントベースはS&T64式に取り付け不可でした。ネジはどちらもM5ですが、ネジ山のピッチが違うので共用できません。

取り付け可能なレールを付けた状態。
S&T64式にはアンダーマウントしかタスコ製が使えませんでした。パッと見はTOP製に似ていますし、もっと共用できる部品は多いかと思っていました。
ちなみにTOP64式にはタスコ製レールが全部使えます。
フル装備するとこんな感じです。

RASのようにレールの塊みたいにはならないので、そこまで変わっては見えないかも。
S&T64式は外見で残念な点はありますが、電動ガンとしての動作は快調です。今の所はトラブルもなくBB弾を撃ちまくれています。
TOP製と違ってジャバラピストンの破損を恐れる必要が無いのも有難いです。
前はS&T64式が買える値段でジャンク状態のTOP64式が売っていましたし、5~6万で快調に動く64式が買えるなら悪くないと思えます。私としては満足のいく品でした。
おまけ
もしかしたら64式ファンが絶句しそうな組み合わせなので下の方にこっそりと…
ブログ用の写真撮影後、せっかくレールを付けたので手持ちのパーツを付け替えて遊んでいました。
ふと目に付いたAK用のマウントが付くのか気になって取り付けてみたのですが…

意外なことにこれが64式の被筒に丁度いい形状。
64式用に作られたS&Tやタスコのマウントよりもドットサイトを載せた際の高さ、若干右寄りですが取り付け位置、どちらも私の好みに(左利き)。
実銃64式用にはこのくらいの位置にサイトを付けられるマウントがあるので真似をしてみました
2018 2/28追記