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ネット上でしか見た事が無い初期のキャロッパチがどんな物か気になって入手してみました。
最近のキャロッパチ(ツヤツヤのグレーの物)と違って緑一色です。形状はしっかり88式鉄帽らしくなっています。
サイズの刻印などはありませんが中号とされていました。
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初期キャロッパチは頭頂部の形状が特徴的らしいのですが、前の持ち主さんは気に入らなかったようで削られてしまっています。
痕を見る限りだと線状の出っ張りか何かがあったのか?
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内装は割と本物っぽい作りになっていて、帽体も分厚くていい感じです。「CARROT レプリカヘルメット」の刻印もあります。これがキャロッパチの正式な名前?
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あご紐の金具は実物とは全然違う物が付いていました。最近のレプリカ鉄帽には使われてないタイプの金具ですね。
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キャロッパチはサイズが大きくて覆いが合わないという話題がよく出ますが、このキャロッパチは逆に小さいです。
初期キャロッパチ中号は前後幅26cm、左右23.5cmくらい、右のSDF-88中号は前後27.5cm、左右24cmくらい。
ツヤツヤグレーの最近のキャロッパチは中号でもSDF-88中号より大きいそうです。
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初期キャロッパチに付いていたサイズがだいたい合ってる覆い。中古なのでキャロッパチ用かは分かりません。
耳の辺りがシワになっているのは覆いのサイズではなく形状の問題な気がします。
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この覆いは現在販売されているレプリカ等と比べて何だか作りが粗いです。問題無く使えますがちょっと気になります。

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防衛庁共済組合品の小号の覆いを被せてみた状態。共済組合品の覆いは若干大き目らしいです。
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後ろが少し余りましたが前からの見た目はこっちの方が良いかと思います。

私はSDF-88中号だと普通に被れますがこのキャロッパチのサイズだとかなりキツイです。
今ほど88式鉄帽レプリカが無かった頃の自衛隊マニアは装備再現に相当苦労したのではないでしょうか?
キャロッパチのようなレプリカ鉄帽が入手できなかったり、できたとしてもサイズが合わなかったり問題が多そうです。