youtubeでミリタリー系の動画を観ていたら、MAGPULのハンドガードやストックをRITという染料で染めてる海外の動画をいくつか見つけました。元の色はタンカラー等の明るい色限定ながら、全く違う色に変貌していました(「MAGPUL RIT」などと検索すると染色している動画が出てきます)
私も装備自作で使った事がある染料だったのですが、あれってプラパーツをキレイに染められるのかと驚愕。
動画とは別のですが、家に残っていた「DYLON」という染料の説明書を見たらこんな事が書いてありました。

考えてみると染料が付いてしまったプラ製品は色が変わっていた。その時は全く気付かなかったが、ずいぶん前に新しい遊びを見つけるチャンスはあったのだ。
という訳で私もやってみる事に。家にタンカラーのパーツが売っている銃がほとんど無かったのでコレのパーツを染色してみます。

無数にカスタムパーツが発売されているグロックさん。パーツを組み替えて遊ぼうと思って買ったもののグロックにはハマれず、ほとんど放置状態だった。
この機会にフレームを自分の好きな物の色にしてしまおうと思います。








2019 1/5追記



とりあえずタンカラーのフレームを用意。これはGuns Modifyの製品。

目標の色はAK74等のハンドガードやグリップのプラム。色合いが違うものが何種類もあり、何色と言うのか微妙な色ですが、私は暗い小豆色と思っています。
この色より少し明るめにして分かりやすくしたい。

使った染料はこの2つ。こげ茶っぽい色は全部、赤っぽいのは半分使いました。色と量はプラムっぽくなりそうと思った物をてきとうに選びました。
MAGPULパーツを染めてた動画とは違う染料ですけど、ホームセンターで売ってたのがこの染料だけだったのでコレでやります。

約80℃で加熱は不要と書いてありますが、濃く染めるためには染色温度を上げるとも書いてあった。
私はいい加減なので、より高温でやれば短時間の染色で済むのでは?と思って加熱しながら染色し、温度管理も怠ったので沸騰寸前になったりもした。
パーツが変形してしまう可能性もあるし、危険を回避したい方は変な事はしないようにしましょう。
実験用に買った大量に入ってて安いレイルパネルはこんな感じになりました。

左が元の状態で右が染色後。
いい加減なやりかたでもしっかり染まっている。高温のせいか数分でかなり濃くなった。
染色できる事は分かったのでグロックのフレームも投入。

長く染色し過ぎたのか(高温過ぎた?)狙っていた色合いより黒っぽくなってしまった。タンカラーが黒焦げに…
こまめに色合いは確認していたのですが、この色合いで良いと思って引き上げ、染料を洗い流したらかなり濃い色になってしまっていた。
染料が付いた状態だとかなり明るく見えていました…

表面が滑らかな方が色が明るく見えるようで、内側のツルツルした面はこんな感じに。

染色前の写真を取り忘れたのですが、ついでに付けてみようと思って他のパーツも購入して染めてました。
これも元タンカラーです。

染色したパーツを組み込んだらこんな感じに。真っ黒ではないけど変化が分かりづらい…
この作業は夜中にやっていて、蛍光灯の明かりの中で色の確認や写真を撮りました。この時点では黒っぽくなったし大失敗と思っていた。
しかし、昼間に窓から入る光の中で見ると全然違う色に見えてビックリ。

意外と良い感じの色合いになってる。グロックファンには理解してもらえなそうなプラム風な色だ。
失敗から一転して私的には大成功という評価になりました。
蛍光灯でこの色合いに見えていたらメチャクチャ明るい色に見えたのでしょうか?
2019 1/5追記

今さらですが外で撮った写真。
こうして見ると結構狙い通りの色になっていたようだ。
染色したパーツは塗装している訳ではないので、塗料で刻印が埋まってしまったり、一部に塗料が厚く付いてしまう心配もありません。私はスプレーでの塗装が下手なのでありがたい。
塗料と違って剥がれる事もありませんが、サバゲーで使うとなると耐久性は期待できなそうです。

試しに10分ほど染色したレイルパネルを切ってみたところ、表面しか染まっていませんでした。1mmも染まっていません。
少しの凹みなら問題無いかもしれませんが、削れるような傷が付けばすぐに地の色が出てくると思います。
色を維持したい場合は観賞用になりますね。

また、1つのパーツの中でも違う色になってしまう部分がありました。こうなるかは染色しないと分からないし、染色してしまうと削り落としでもしないと色が戻せない。
私は見た目重視なので耐久性以上にこっちの方が気になる。
難点はあるけど売っていない色のパーツを作れるのは面白い。