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ようやく発売されたガスブローバック89式。高いのでギリギリまで買うか迷って結局買ってしまった。
布が貼ってある(何というのが正解なんでしょう?)凝った作りの箱。他の銃より気合が入っている気がする。
家にはちゃんと性能を調べられる環境は無いのでそういうのは無視。
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BB弾や工具が入った箱は実弾の紙箱風、説明書は教範風になっている。海外エアガンでは考えられない凝りようです。
説明書には「平成30年6月」と書いてある。6月に発売したかったのかな?
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肝心の銃本体。
同じメーカーの同じ銃なのでパッと見は電動ガンとあまり変わらなく見えるかもしれません。しかし手に取って見ると細かい部分がより実銃風になっていて、89式マニアは大興奮だと思います。
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電動ガンで「89式5.56mm小銃」だった刻印は現行の「89R」になった。シリアルナンバーも2行から1行に。
細かいところでは左に写っているピンの真ん中に実銃と同じ窪みができた。
スライド止めももちろん可動します。
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電動ガンでは別売りオプションだった左セレクターは標準装備。V字っぽいピンは別パーツでリアルになった。
実銃では脱落防止でよくゴムチューブを付けられている部分。
そのうち右側のみの初期セレクターも発売されたりするでしょうか?

ガスブロ89式はハンマーダウンの状態だと「ア」の位置に回せない。これは実銃と同じみたいです。AR15系がそういう銃とは聞きますが89式もそうだったとは。
実銃を保管する際はどの位置にしておくんだろう?

2018 9/1追記
一度「タ」にして空撃ち(ハンマーダウンさせる)、その後「3」にして保管らしいです。
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左右非対称のストックとグリップ。電動ガンと同様しっかり再現されています。
私は左利きで右で構えると違和感が有り、いまいち良さが分からない部分。この形状でも左で構えづらいと思った事はありません。
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ガスブロなのでグリップ内は空っぽです。AKやM4等は電動とガスではグリップの厚みが全然違うと感じたのですが、89式はそこまで変わらない気がした。
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槓桿を引いたら見える内部も本物っぽい。
実銃の写真と見比べてみても良く出来ていると思います。
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ダストカバーもちゃんと可動式になり手動で開閉できます。閉じた状態でも槓桿を引くと押されて開きます。
この辺に穴が開くのはなんかAKシリーズっぽい。
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被筒はスチールとプラスチックの構成になった。電動ガンでは黒いプラスチック部分の穴はふさがってましたが、ガスブロ用は全て穴が開いています。
この構造なら実銃用のレイルも付けられそうですね。
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被筒を外すとガスピストン関係も再現されています。銃身付け根辺りにHOP調整のダイヤルがあります。
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消炎制退器はダブルナット方式になっているそうです。説明書に外すと必ず傷が付くと書いてあるのでビビって外してません。
消炎制退器の内側にもネジが切られています。もしも空包用のアダプターが発売されれば実銃と同じように付けられるかもしれない。
この部分、前回のビクトリーショーで知人のブースで店番をしていたところ、お客さんの1人がすでにネジの存在に気付いていた。ホビーショー等の写真を拡大してやっと分かる状態だったので驚いた(マルイのこだわりよりも気付く人が居る事に)
アメリカではこれと同形状の実銃用パーツがJ-COMPとして販売されてると最近知りました。Gen2になったら全然違う外見になってしまったようですが…
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実銃では薬莢受けが付けられているこの出っ張りは銃と一体成型になった。電動ガンでは別パーツだったので緩んでグラつくと聞きますがその心配もなくなりました。
実銃と同形状になったそうですが、その影響で電動ガン用のマウントベースは使えなくなったのでガスブロ専用マウントも発売されています(今回は買いませんでした)
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照門部もよりリアルになり、目盛りや側面の三角が最初から白く塗られています。電動ガンでは自分で塗った人も多いと思います。
ダイヤルの数字はもっとはっきり見えると良かった。ここだけ少し残念。
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他の部分は実銃に近い見た目になったのに規制子の小さい穴は無いままでした。加工が難しい、面倒だったりするのかな?
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弾倉は半光沢な質感。銃と質感がだいぶ違うので好みが分かれそう。
側面の数字と残弾確認孔は塗装されていません。穴の方は金色に塗る人が多そうですが、真っ黒に塗って空弾倉風にしても展示されてる銃みたいで面白そう。
ガワ以外はM4 MWS系と同じっぽい。
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スライド止めを下げながら撃てば空撃ちできますが、ちゃんと構えて空撃ちで遊びたかったのでMWS用のスペーサーも買ってみました。
矢印の部分に差し込むだけで89式でも問題無く使えます。結構気合入れて押し込まないと写真の位置まで入りませんでしたが。
人によっては似たような物を自作できそうですね。
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動作は快調でセミ・フル・3点バースト全て問題無く動く。
3点バーストは途中で止めても次はちゃんと3発発射されます。ただ、注意書きの通り引き金をしっかり戻さないと残りの1、2発だけ発射される。

分解も実銃風にでき、工具無しで簡単にできます。ガスガンとして改造のための分解となると、一部が他よりも難しい構造らしいです。
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まずテイクダウンラッチを押しながら前にスライドさせる。セレクターは「3」しておくよう説明書に書かれています。
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これだけで89式がパカッと割れる。
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実銃には無いらしいピンを押すと中身が出てきます。このピンが無いといきなりバネの力で発射されてくる訳ですから、トイガン的には無いと危険なのかな。

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下半分はこんな感じです。さすがに実銃とは色々違うみたいですね。
左半分くらいは3点バーストのユニットで外した状態でも使えるとか。その場合は「3」も「タ」になるそうです。
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簡単にここまで分解できました。改造とかする人はもっとバラバラにするでしょうけど、工具無しで手軽にできるのはこんなもんかと。

大して知識も無いのに色々書きましたがとても出来が良いと思います。高いけどそれだけの価値はありますね。
さすがのマルイ製で命中精度はかなり良いそうですが、私は弾を撃つよりも観賞用、モデルガンに近い感じで買っています。そういう面でも大満足です。