

興味があった森の写真みたいな生地で鉄帽覆いを作ってみました。
Mossy Oak社のBreak-up Countryという迷彩生地です。
鉄帽覆いばかり作って芸が無いと思われそうですが色んな生地で作るのが面白いので仕方ない。

使ったのはこんな生地で、これだけ見ると森の写真や絵みたいですよね。
この手の迷彩は色々ありますが、色合いや模様を気に入ったBreak-up Country生地にしました。
Mossy Oak社はハンティング用などアウトドア系の商品を作っているアメリカのメーカーです。同社の迷彩は軍での採用実績は無いそうなので、軍用ヘルメットのカバーなんかは作っていないと思います。


これはMossy Oak社のサイトにある画像で、落ち葉や枯れ木があるような季節では抜群の迷彩効果を発揮する生地みたいです。
陸自の迷彩2型以上に特定の環境に特化した迷彩ですね。
人が居ると分かってる写真ならまだ見つけられますが、私が森の中を歩いていてこんな格好の人が視界に入っても全く気付かないでしょう。
こういう迷彩で日本の植生に合わせた物を作ってくれると面白そうですね。リアル熊笹迷彩とか。


この覆いは左側が樹皮模様、右側は木の枝などが描いてあって奥行きがある感じがします。Break-up Country迷彩の中ではこれでも地味な色の部分ですね。
私は生地を切るとき、どの模様の部分を使うかはあまり気にしていません。
今回はたまたまこの模様になりましたが、Break-up Country迷彩は模様が大き目で、使う部分を選ばないと鉄帽覆い程度の大きさでは全面樹皮模様とかになる可能性があります(それが良ければ狙って作れるかも)。


これは覆いと同じ生地の上に置いてるので馴染んで当然ですが、生地に合った場所なら本物の森の中でも目立たなそうです。ネタで作った物ですし日本の植生でどのくらい効果があるかは分かりませんけど…
秋~冬頃、アメリカの森で88式鉄帽を被ってハンティングでもする機会があれば役立つかもしれません。