あれこれ気ままにコレクション

YAHOOブログが2019年12月でサービス終了となったので移行してきました。 主に自衛隊関係のトイガンや装備品などを集めたり、たまに自作もしています。 ロシアの銃も好きで時々買っています。 製作依頼は受付していません。

2020年12月

2021 5/15追記
5/14にGunsmith BATONからJASG認定版が発売されました。当記事の個体はそれ以前に販売されていた物です。
基本的には同じガスガンですが、BATON版は各部が改良されたそうなので当記事の個体とは異なる点があるかもしれません。


DSC07656 - コピー
DSC07702 - コピー
少し前にちょこっと販売され完売、最近また流通し始めた台湾のMODIFY製ガスガンのPP-2000(商品名はPP-2K)を買えました。前から好きな銃だったのでこれは嬉しい。
実銃は主にロシアの法執行機関で使われていて、兵隊が持って戦場にバンバン出てくる銃ではないみたいです。
ロシア語版ウィキペディアではアルメニアとカザフスタンでも使われているとされていますが、こちらも軍用ではないようです。
独特な外観でロシア独自の徹甲弾を使えたりするものの、中身はシンプルブローバック方式の割と普通の銃だとか。

マイナー銃の部類だと思いますが画像検索や動画サイト等で詳細な実銃の写真、動画は色々見つかります。便利な時代です。
検索するときは「PP-2000」より「ПП-2000」の方が実銃系の情報が多いと思います。キリル文字のПはローマ字のPになるそうです。
DSC07687 - コピー
DSC07688 - コピー
PP-2Kは紙箱ではなく樹脂製ケースに入っていました。
MODIFY社グッズと結構ちゃんとした説明書付きです。メーカー保証は無いのでトラブルがあっても自分で対処しないといけません(海外製では普通)。
DSC07657 - コピー
ストックを展開するとこんな感じ。この状態で長さは580mmくらい、ストックを畳むと370mmくらいしかない。

2020 12/31追記
たまたま気付いたのですが、日本語のサイトで見かける実銃のサイズは555mm/340mmというのが多い(現時点では)。PP-2Kはリアルサイズの商品のはずだけど結構違う。
ちょっと気になってPP-2000について一番詳しそうなロシア語版ウィキペディアを見ると、555mm/340mmと582mm/350mmという2つの数値が載っています。
555mm/340mmの出典を見ると、フラッシュハイダーが短かったり全体的に若干形状が違うPP-2000の画像が出てきます。
そのタイプが小さい方で、ガスガンを含む「PP-2000」と検索して出てくるほとんどのタイプは大きい方のようです。
340mmと350mmはストックを畳むのではなく外した本体の数値で、その状態だとガスガンは345mmくらいだったのでほぼリアルサイズ。


私が買ったのはフロンガス仕様で、日本向けCO2仕様はBATON airsoftから来年発売予定らしいです。
動作はCO2の方が快調でしょうけど撃つよりは観賞用なので、銀色のガスボンベが見えないフロンガス仕様でいいかな。

家に性能をいろいろ確認できる環境は無いですし、試し撃ち程度しかしてませんが、ちゃんとガスを入れてマガジンが温まっていればフロンでもまともに動作しています。
DSC07658 - コピー
コッキングハンドルは左右に動かせます。ボルトに繋がっているので撃つごとにここも前後に動く。
DSC07659 - コピー
レシーバー上部にピカティニーレールがあり、先端に無いよりマシ程度なリアサイトがあります。
DSC07683 - コピー
DSC07684 - コピー
実銃の写真を見ているとレールにはKobraやPK-05W等のサイトが載っている個体を結構見かける。
私が画像で載せているPK-06は、PK-05Wの側面に水抜き穴が開いただけみたいなそっくりさんです。
見た目は似てるけどPK-05WばかりでPK-06が載ってるのは見かけない。
他にも色々なサイトが使われていてEOTechのホロサイトなんかもありました。

単に好きだから買っていたサイト達でしたが、こんなに載せるのにちょうど良いガスガンが発売されるとは思わなかった。
DSC07662 - コピー
セレクターはAKと同じでセーフティ・フルオート・セミオートの順です。
実銃も同じみたいですがセーフティだとコッキング出来ません。セレクターを撃てる位置にしてからコッキングする癖をつけましょう。
実銃の写真を見ていると、セレクターがガスガンより上まで動いているように見える個体をいくつか見かけました。
よく見るとセレクターの形状が少し違っていて、止まっている位置が違って見えただけでした。
同じPP-2000でも所々細かい違いがあるみたいです。

マガジンはリリースボタンをしっかり押し込まないと落ちてこない。
ボタンの左右入れ替えが実銃ではできるようですが、ガスガンはパーツ形状的に入れ替えは想定してなさそうです(画像の向きでマガジンが入りやすく、正しい位置で保持されるようになっています)。
DSC07680 - コピー
レシーバー左の刻印は「ПП-2000」のはずが「PP-2K」になっている。トイガンとしては仕方ないのかな?
実銃メーカー(KBP)のライセンス品との事ですがライセンス関係の刻印は無いし、「6mmBB」とか書かれてないだけマシかもしれない。
DSC07681 - コピー
グリップにはちゃんと「ПП-2000」の刻印がある。ロシアの銃ででっかく名前が書いてあるのは珍しい気がします。
同メーカーの拳銃、GSh-18のグリップとよく似たデザインです。
大きな穴は何のためにあるのか分かりません。色々写真を見ても活用してる人が全然いない。
DSC07665 - コピー
右側は何も操作するものはありません。
私は左利きなのでストックを畳むとフォアグリップを握りづらいです…
畳んだストックは少し左右に動いてしまい、スチール製ストックが樹脂製ロアレシーバーにバチバチ当たる。何かで保護しておかないと傷だらけになりそうです。
DSC07666 - コピー
DSC07667 - コピー
この銃は予備マガジンをストックに出来るという特徴があり、ガスガンでもしっかり再現されています。
ストック付け根付近のボタンを押せばストックを外せるので代わりにマガジンを挿すだけ。倍くらいの長さがあるロングマガジンじゃないとストックとしては使いづらいです。
DSC07673 - コピー
ショートマガジン込みで約1.6kgと元々かなり軽いPP-2Kですが、ストックを外すと約1.2kgになり本当に軽いです。数値的にはマルイのデザートイーグル(約1.1kg)と同じくらい。
DSC07669 - コピーDSC07670 - コピー
空撃ち機能は無いようで、弾切れになるとマガジンフォロワーにノズルが当たってボルトが前進しきらなくなります。
部品が変形しそうでちょっと怖いです。
DSC07672 - コピー
このマガジンはマルイ製ガスブロに付属しているフォロアーストッパーが使えました。
これなら空撃ちで遊べるし、フォロアーにノズルがぶつからない。
DSC07693 - コピー
グリップと銃口が近い銃は自分の手を撃ったり、実銃ならガスで怪我しそうで怖い。実銃はそうならないプロの人達が使うんでしょうけど。
フラッシュハイダーは下のイモネジを緩めると外せました。
DSC07690 - コピー
DSC07689 - コピー
マルイ89式のパーツが付いたのでエアガンでは定番の14mm逆ネジみたいです。
専用サイレンサー以外も付くはずですが銃身のネジが短かく、奥まった位置にネジがあるサイレンサー等は使えないと思います。
DSC07674 - コピー
フォアグリップ内は専用ライトマウントを付けるための空間があります。
矢印のパーツを銃口側に倒すとアッパーレシーバーが外せます。
DSC07677 - コピー
DSC07679 - コピー
簡単に上下分割できてボルトも後ろに抜くだけ。
実銃の写真と見比べるとロアーの中身は結構本物っぽく作られているみたいです。

メーカーの正規ライセンス取得というだけあり実銃風に作ってくれているようで、外観についてはPP-2000好きの多くは満足な出来だと思います。
パーツが破損した場合、修理や交換は難しそうなのがサバゲーでガンガン使いたい人には問題か。
他には専用サイレンサーやライト、ロングもショートもマガジンが今のところ日本であまり売っていないのが残念。

しかし現在はMODIFY社のPP-2Kのページに「Customers from Japan, please contact Gunsmith BATON.」の文言が追加され、日本から購入できなくなったようです。
送料が高いのと到着まで時間が掛かるのは仕方ないとして、パーツ代は国内メーカーにパーツ注文するような低価格で済んでいたので残念です。


DSC07696 - コピー
PP-2Kの写真を撮ったついでに、せっかくなのでもう一丁の好きな機関拳銃、自衛隊の9mm機関拳銃と並べてみる。
1999年にUZIっぽい9mm機関拳銃が採用され、その数年後にはもうPP-2000が登場しているようです…
並ぶと全然違う世代の銃みたいですね。

9mm機関拳銃はPP-2Kと同じく台湾メーカーのNorthEastがガスブロを製作したいと考えてはくれているらしい。ぜひ実現して頂きたい。
PP-2000は民間向けカービン仕様(OTs-126/ОЦ-126)なんて物があり、なかなかカッコイイのでPP-2KベースでMODIFYがバリエーション展開してくれないかな?

追記
PP-2Kのマガジンの注入バルブは海外ガスガンに多いタイプで、日本のガスガン向けのガスが入りづらいです。
日本仕様のバルブに交換できないか試してみました。
DSC07711 - コピー
左の短い方がPP-2K純正バルブ。
よく海外ガスガン用として売っている日本仕様バルブより細いネジで、マルイのガスガンと同じ規格みたいです。
右の長いバルブはマルイ製M1911の物ですが試しに付けたら問題無く使用できました。
Oリングにはシリコングリスを塗ってから取り付けました。
ライラクスがもっと短いマルイ用バルブを売っているのでちょうど良いかもしれない。

2021 1/23追記
DSC07717 - コピー
ライラクスの注入バルブを買ってみました。
2個しか写っていませんが実際は3個入りの商品です。
DSC07720 - コピー
左がPP-2K純正、右がライラクス製です。
ライラクス製が少し短く、Oリングも細いですが取り付けできました。Oリングは交換してもいいかもしれません。
今回もOリングにシリコングリスを塗ってから付けてけています。
ガス漏れもなく特に問題無さそうです。
DSC07721 - コピー
注入バルブ交換の際は矢印のパーツを押し上げ、マガジンのベースパッドをスライドさせますが、そのまま完全に外そうとする人も多いと思います。
矢印のパーツは抜け防止されていないので、ベースパッドを外し、バネを押し上げていた指を離せばバネの力で射出されます。
指を離さずゆっくり戻すか、ベースパッドは半分ずらすくらいで止めておきましょう。
最初に外した際、私は油断していたのでパーツが天高く舞い上がりました。


パーツリストを見た感じだと、チャンバーとインナーバレルは簡単に取れそうなのでバレルの規格もついでに確認してみました。
DSC07703 - コピー
アウターバレル付け根左右のイモネジを緩めるだけでチャンバーとインナーバレルが後ろに抜けます。
イモネジにはネジロックが塗られていたようですが簡単に回りました。
DSC07705 - コピー
黒い額縁みたいのが付いたチャンバー。下のネジを回すと額縁が上下してホップ調整できます。
ロアレシーバーには六角レンチを通す穴があるのでホップ調整だけなら分解は不要です。
DSC07714 - コピー
こんな構造なのでホップ調整用ネジ以外のネジを外せばチャンバーを分解できます。
パーツリストがある製品は分かりやすくて良い。
DSC07706 - コピー
DSC07708 - コピー
外したインナーバレルとチャンバーパッキン。ほとんどのマルイ製ガスブロと同じ形状ですね。
バレル長は150mmでアルミ製なのか長さの割に軽い。
DSC07709 - コピー
バレルは問題無さそうでしたが、チャンバーパッキンは金属の削りカスか何かだらけでした。
こういうところは海外製っぽいなーと思う。

一部だけでもマルイ向けパーツで代用できるのはありがたいですね。

DSC07643 - コピー
DSC07644 - コピー
官品以外の装備品でたびたび見かける、迷彩服と全然似てない迷彩のリュックです。
似たような形のリュックは何種類かあり、OD色の物を探していたらこの迷彩版を発見、こっちを買ってしまいました。
DSC07654 - コピー
かなり使用感がある歴戦(?)の中古品。生地はボロボロでハトメも変形している。
こんな状態でもどこも壊れてはいないので問題無く使えると思います。
DSC07649 - コピー
DSC07648 - コピー
上は大きく開きます。内側にポケットや仕切りはありません。
中も結構ボロボロです。
DSC07645 - コピー
左側は2カ所紐で輪っかが作ってあります。
シャベルか何かを引っ掛けるため?
DSC07646 - コピー
左右非対称の作りで右側はファスナーがあります。
DSC07653 - コピー
DSC07651 - コピー
真ん中の大きなポケットの中はあまり色落ちしていませんでした。
元はもっと緑っぽい色だったようです。
DSC07652 - コピー
生地の裏面も全然色が違う。

こういう生地の中古装備品は時々見かけますが、だいたい黄色っぽい迷彩で「何でこんな色の生地にしたんだろう?」と思っていました。
もしかしてどれも元はもっと迷彩服に馴染む色だったんでしょうか?
このリュックの色落ちしてない部分の色のような製品も見た事はありましたが、こんなに黄色くなると思わず、こういう色の生地もあったんだろうと思っていました…

↑このページのトップヘ