ハートフォード製のM1895ナガンリボルバーが遂に発売されました。
真っ白なフレームだった試作品が展示されはじめてからもう5年近く経っている。無事に発売されて良かった。
最近は日本ではトイガン化されてなかった好きな銃が続々発売され嬉しい限り。

箱は他のハートフォード製モデルガンと似たデザイン。各部の名前がロシア語で書いてある。
何となくハラハと読んでしまいそうな「Нагана」はナガンの事。
「Ура」がヤパーでなかったり「СССР」がシーシーシーピーではないのと同じですね。ロシア語、キリル文字って難しい。
ベルギー生まれの銃ですけどロシアが採用して大量に作ったので、ロシア・ソ連の銃というイメージが強い。


モデルガンを初めて見たときは小さく思えた。
説明書には実銃の全長234mmと書かれていてモデルガンも同じサイズです。
数値だけは見た事があったので大きい銃のイメージがあったのですが、何というか細身な感じで大きいとは思わなかった。
シリンダーが特殊な構造で使う弾も特殊、リボルバーとしては多めの装弾数7発だったり変わった銃です。

実銃なら7.62mmの弾が発射される銃身はかなり細い。

サイドプレートの刻印はハッキリ、キレイに入っています。
1936年はトゥーラ造兵廠で生産してたようなのでそこのマークなのかな?

実銃の解説を読むとダブルアクションオンリーの銃とされている事が多いですが、モデルガンではシングルアクションとダブルアクションどちらでも撃てます。
説明書の解説では実銃はシングルアクションオンリー・ダブルアクションオンリー・両方できる初期型の3種類が存在し、シングルアクションモデルは後にダブルアクションに改修されたそうです。
モデルガンのような初期型はいつ頃まで作ってたんだろう?
日本語の情報が少ない銃は機械翻訳で外国語のウィキペディアや海外サイト等を読んでみるんですけど、機械翻訳だとよく分からない事が多い…


右側にはローディングゲートがあり、装填と排莢はここから1発ずつ行わないといけない。
SAAと似てますね。

ローディングゲートは先端がシリンダーのくぼみに引っかかり、シリンダーの逆回転(左回転)防止の役割もあります。
防止してるのは左回転だけで、右には回そうと思えば手で回せました(普通はやらないと思いますが)。


排莢するときはエジェクターロッドを使って薬莢を押し出す。
本物のリボルバーでは発砲時に膨張した薬莢がシリンダー内に張り付き、エジェクターロッドを使わないと排莢できない事も多いそうです。
モデルガンのカートは膨張しないので銃口を上に向ければカートが自重で落ちてきます。
もしも戦闘中に再装填なんて事になると大変ですね。全弾装填するには7回排莢して7回装填しないといけない。

ナガンの特徴であるガスシールシステムがしっかり再現されています。
一般的なリボルバーは構造上バレルとシリンダーの間が空いていて、発砲時にここからガスが噴き出します。
ナガンも普段は隙間があります。

しかしナガンはハンマーがコックされるとシリンダーが前進し、バレルとシリンダーの隙間が塞がれる。
この機構でガス漏れを防ぎ、弾丸の発射にガスを無駄なく使えます。
リアルな模型があると構造が分かりやすいですね。
モデルガンは動作を再現しているが、安全性や動きの良さを優先して完全閉鎖はしないそうです。
リボルバーはサイレンサーを付けても意味が無いといわれますが(完全に無意味ではないらしい)、ナガンはガスシールシステムのおかげでサイレンサーが効果を発揮し、サイレンサー付きモデルが存在します。

付属のカートを装填するとこんな感じ。
実弾だとシリンダー前面の窪みから少し飛び出すほど長い弾です。

カートは5mmキャップ火薬が2つ入るタイプ。本物より短いのはモデルガンの構造上しかたない。
7.62×38mmナガン弾は実弾だと長い薬莢の中に弾頭が隠れている変わった弾で、弾が出るときに薬莢先端が広がり、ここでもバレルとシリンダー間のガス漏れを防ぐようになっています。
弾もガスシールシステムの一部みたいなものなのかな?



珍しい点が多いナガンはグリップも変わっている。
左右と真ん中の3枚に分かれています。真ん中はグリップインナーというそうです。
グリップインナーはフレームの前と後ろに露出しています。
グリップは樹脂製で、メーカー純正の木製グリップは後から発売予定。

フレーム右側のネジを抜くとサイドプレートを外せる。
BB弾の発射機構やウェイトも無く本物そっくりなメカが詰まっています。
シリンダーもエジェクターロッド付近のパーツ1個を抜くだけで外せる作りでした。

モデルガンに付けたくて発売前から実物グリップも用意していました。
使い込まれた感じがカッコいい。

純正樹脂グリップよりチェッカリングが粗いです。
海外のネット掲示板でナガンに詳しい方々の説明を読むと、木製グリップは時期によって種類が色々あるようです。
初期の方がチェッカリングが細かく、第二次大戦頃が粗いみたいです。
私が持っているグリップは第二次大戦中の一番チェッカリングが粗いタイプになるっぽい。
古い木製グリップなので個体差はあると思いますが、残念ながらこのグリップは無加工で取り付けは出来なそうです。


取り付け出来なそうと書きましたが、分解した状態でフレームとサイドプレートに実物グリップを付ける事は出来るんです。
ネジも実物が使えました。

しかし組み立てようとするとグリップ下部がフレームに結構干渉しています。
フレームが割れそうで怖いので少し削ったほうが良さそうです。
グリップインナーが飛び出ていますが、実銃でもこういう個体はあるのでコレは特に気にしていません。

後ろもグリップインナー上下が少し出っ張る。
私はこのままでいいと思ってますけど、グリップインナー前後をキレイに収めたいとなると加工が大変そうです。

サイドプレートは乗っかっているだけですが完成イメージ。
グリップが変わるだけでも雰囲気が全然違いますよね。
取り付けだけならグリップ加工は簡単に出来ると思います。しかし実物グリップを加工するかどうかで迷い始めてしまった。
実物グリップが付いたナガンは最高にカッコイイが、実物グリップはこのまま残したい気持ちもある…
真っ白なフレームだった試作品が展示されはじめてからもう5年近く経っている。無事に発売されて良かった。
最近は日本ではトイガン化されてなかった好きな銃が続々発売され嬉しい限り。

箱は他のハートフォード製モデルガンと似たデザイン。各部の名前がロシア語で書いてある。
何となくハラハと読んでしまいそうな「Нагана」はナガンの事。
「Ура」がヤパーでなかったり「СССР」がシーシーシーピーではないのと同じですね。ロシア語、キリル文字って難しい。
ベルギー生まれの銃ですけどロシアが採用して大量に作ったので、ロシア・ソ連の銃というイメージが強い。


モデルガンを初めて見たときは小さく思えた。
説明書には実銃の全長234mmと書かれていてモデルガンも同じサイズです。
数値だけは見た事があったので大きい銃のイメージがあったのですが、何というか細身な感じで大きいとは思わなかった。
シリンダーが特殊な構造で使う弾も特殊、リボルバーとしては多めの装弾数7発だったり変わった銃です。

実銃なら7.62mmの弾が発射される銃身はかなり細い。

サイドプレートの刻印はハッキリ、キレイに入っています。
1936年はトゥーラ造兵廠で生産してたようなのでそこのマークなのかな?

実銃の解説を読むとダブルアクションオンリーの銃とされている事が多いですが、モデルガンではシングルアクションとダブルアクションどちらでも撃てます。
説明書の解説では実銃はシングルアクションオンリー・ダブルアクションオンリー・両方できる初期型の3種類が存在し、シングルアクションモデルは後にダブルアクションに改修されたそうです。
モデルガンのような初期型はいつ頃まで作ってたんだろう?
日本語の情報が少ない銃は機械翻訳で外国語のウィキペディアや海外サイト等を読んでみるんですけど、機械翻訳だとよく分からない事が多い…


右側にはローディングゲートがあり、装填と排莢はここから1発ずつ行わないといけない。
SAAと似てますね。

ローディングゲートは先端がシリンダーのくぼみに引っかかり、シリンダーの逆回転(左回転)防止の役割もあります。
防止してるのは左回転だけで、右には回そうと思えば手で回せました(普通はやらないと思いますが)。


排莢するときはエジェクターロッドを使って薬莢を押し出す。
本物のリボルバーでは発砲時に膨張した薬莢がシリンダー内に張り付き、エジェクターロッドを使わないと排莢できない事も多いそうです。
モデルガンのカートは膨張しないので銃口を上に向ければカートが自重で落ちてきます。
もしも戦闘中に再装填なんて事になると大変ですね。全弾装填するには7回排莢して7回装填しないといけない。

ナガンの特徴であるガスシールシステムがしっかり再現されています。
一般的なリボルバーは構造上バレルとシリンダーの間が空いていて、発砲時にここからガスが噴き出します。
ナガンも普段は隙間があります。

しかしナガンはハンマーがコックされるとシリンダーが前進し、バレルとシリンダーの隙間が塞がれる。
この機構でガス漏れを防ぎ、弾丸の発射にガスを無駄なく使えます。
リアルな模型があると構造が分かりやすいですね。
モデルガンは動作を再現しているが、安全性や動きの良さを優先して完全閉鎖はしないそうです。
リボルバーはサイレンサーを付けても意味が無いといわれますが(完全に無意味ではないらしい)、ナガンはガスシールシステムのおかげでサイレンサーが効果を発揮し、サイレンサー付きモデルが存在します。

付属のカートを装填するとこんな感じ。
実弾だとシリンダー前面の窪みから少し飛び出すほど長い弾です。

カートは5mmキャップ火薬が2つ入るタイプ。本物より短いのはモデルガンの構造上しかたない。
7.62×38mmナガン弾は実弾だと長い薬莢の中に弾頭が隠れている変わった弾で、弾が出るときに薬莢先端が広がり、ここでもバレルとシリンダー間のガス漏れを防ぐようになっています。
弾もガスシールシステムの一部みたいなものなのかな?



珍しい点が多いナガンはグリップも変わっている。
左右と真ん中の3枚に分かれています。真ん中はグリップインナーというそうです。
グリップインナーはフレームの前と後ろに露出しています。
グリップは樹脂製で、メーカー純正の木製グリップは後から発売予定。

フレーム右側のネジを抜くとサイドプレートを外せる。
BB弾の発射機構やウェイトも無く本物そっくりなメカが詰まっています。
シリンダーもエジェクターロッド付近のパーツ1個を抜くだけで外せる作りでした。

モデルガンに付けたくて発売前から実物グリップも用意していました。
使い込まれた感じがカッコいい。

純正樹脂グリップよりチェッカリングが粗いです。
海外のネット掲示板でナガンに詳しい方々の説明を読むと、木製グリップは時期によって種類が色々あるようです。
初期の方がチェッカリングが細かく、第二次大戦頃が粗いみたいです。
私が持っているグリップは第二次大戦中の一番チェッカリングが粗いタイプになるっぽい。
古い木製グリップなので個体差はあると思いますが、残念ながらこのグリップは無加工で取り付けは出来なそうです。


取り付け出来なそうと書きましたが、分解した状態でフレームとサイドプレートに実物グリップを付ける事は出来るんです。
ネジも実物が使えました。

しかし組み立てようとするとグリップ下部がフレームに結構干渉しています。
フレームが割れそうで怖いので少し削ったほうが良さそうです。
グリップインナーが飛び出ていますが、実銃でもこういう個体はあるのでコレは特に気にしていません。

後ろもグリップインナー上下が少し出っ張る。
私はこのままでいいと思ってますけど、グリップインナー前後をキレイに収めたいとなると加工が大変そうです。

サイドプレートは乗っかっているだけですが完成イメージ。
グリップが変わるだけでも雰囲気が全然違いますよね。
取り付けだけならグリップ加工は簡単に出来ると思います。しかし実物グリップを加工するかどうかで迷い始めてしまった。
実物グリップが付いたナガンは最高にカッコイイが、実物グリップはこのまま残したい気持ちもある…