2024 7/6追記
アウターバレルとチャンバーが新型になったバージョンが流通し始めました。
PL-15Kの次に発売されたMPL-1と同じ仕様でアウターバレルがショートリコイルせず、チャンバーはホップの掛け方が変わりました。調整もレンチを使うネジ式から工具不要のダイヤル式になり、ダイヤルの操作もしやすい位置になっています。
当記事のPL-15Kは仕様が違う旧型です。
台湾のKIZUNA WORKS製ガスガン、PL-15Kを買いました。
最近は海外製トイガンをよく買っていますね。
実銃はロシアのカラシニコフ社製で、実銃が公開され始めた頃に写真を見てカッコイイと思った銃。
ガスガンの存在を知ってから気になっていた。


実銃について大して知らなかったので、この機会に少し調べてみました。
主にロシアのサイトを機械翻訳で調べています。間違って理解している部分もあるかもしれません。
2014年に前身のPL-14が開発開始、後に改良型のPL-15となり、そのコンパクトモデルのPL-15Kも登場。
何年も前のモデルが長く使われやすい拳銃の中では最新の部類ですかね?
一見ストライカー方式ポリマーフレームの銃っぽいですが、内蔵ハンマー式のダブルアクション、アルミフレームの銃らしいです。
ポリマーフレーム化は検討されているとの事ですが、まだ実現はしてなさそう。
ガスガンの商品解説ではポリマーフレームだったり、ストライカー方式としている所が大半なんですけど、PL-15Kの地元ロシアの記事ではそういった事は書いてない…?(ストライカー方式・シングルアクションのPL-15-01というモデルはあるようです)
現行モデルは「PLK(PLCと翻訳される事もあった)」という名前になり、PL-15Kとそっくりな外見のままストライカー方式のシングルアクションになったようです。
PL-15シリーズは高評価で、すでにロシアの法執行機関で使われ始めているとか。
旧式化してもずっと現役だったマカロフを更新したいみたいですね。
そんな銃を台湾のKIZUNA WORKSがガスガン化してくれました。

PL-15Kのガスガンは目立つオレンジ色の箱に入っていました。あまり銃の箱っぽくないですね。

日本仕様はハンマースプリングとリコイルスプリングが弱めになっているそうです。
それでも日本メーカーのガスガンよりはコッキングに力がいるような気がします。


説明書無しとか紙切れ1枚ではなく、カラーのまともな説明書付きです。
日本語表記は無いけどHOP調整方法など最低限の事は分かる。
HOP調整はチャンバーの前側からレンチで行います。スプリングガイドがはまっている部分なので外さないといけません。

パーツリストもあるので分解する人は構造が分かりやすいと思います。
図を見た感じだとマルイのグロックと似た構造っぽい。

箱にMarking Ver.と書いてある通り刻印入りです。
シリアルナンバーはカラシニコフ社が動画等で使用している実銃と同じで、ガスガンとしてのシリアルナンバーではないようです。
ネットで写真を見ているとガスガンの刻印は書体が違う物もありました。何でだ?


最近の銃らしく各レバーやボタンはアンビ…のように見えますが、常時左右から操作できるのはセーフティだけです。
実銃ではアンビのスライドストップは右側がダミーでした(別パーツだけど動かない)。
セーフティは左側だけ出っ張りがあり、右側は薄っぺらくて操作しづらいです。
スライドストップも同様のデザインで、右側はダミーですがアンビだったとしても操作性は悪そう。
マガジンキャッチは左右入れ替え可能。

この個体はしっかりマガジンキャッチを押し込み、マガジンを引っ張らないと抜けないです。
グリップに半円形の切り欠きがあるのでマガジンを掴みやすい。

アウターバレル先端は11mm正ネジになっています。
サイレンサーなどを付けたい人には便利ですね。


サイトは前後ともプラスチック製みたいです。
丸い窪みはあるけど白とかで塗られていません。
マガジンの注入バルブは海外仕様でしたが、ちゃんとガスが入って冷えてなければよく動きます。
日本仕様スプリングの効果か海外製にしては動作は良好だと思います。
パーツリストを見る限り、マガジンキャッチの左右入れ替えは簡単そうなのでやってみます。
左利きなので、入れ替えが出来るなら何となくやりたくなってしまう。


マガジンキャッチの上にあるピンを抜き、スプリングを上に抜けばマガジンキャッチが外れます(画像はすでに左仕様のスプリングの向きになってます)。
ここまでは簡単ですが、私はこの後やらかしました。

マガジン形状が左右で異なっていて、右利き仕様の時はマガジンキャッチに当たる部分が斜めになっている。
左利き仕様にすると角張っている方がマガジンキャッチに当たるようになります。
少し丸っこくなっているものの、マガジンキャッチにぶつかるだけで横に動かせず、マガジンが挿さりません。

私は先にマガジン形状をよく見ず「強めに差せばいけるか?」と思って何度か試してしまったのです。
その結果、マガジンキャッチに押し上げられてフレームが少しですが変形してしまいました…
結構薄い部分なのでこの程度で済んで良かった。これ以上やったら割れたりしたかも。

加工無しでは解決できなそうなのでマガジンキャッチを削りました。
マガジンに当たる出っ張りを斜めにしています。
右利き仕様時にマガジンを保持する側なので、削りすぎると右仕様時に悪影響が出るかもしれません。

分かりづらいけど左仕様になっています。
マガジンは入るようになったけど動きはイマイチなので、マガジンキャッチをさらに削るか、マガジン側も少し削ろうかな。
2024 2/29追記
もの凄く今さらで申し訳ないのですが、マガジンの差し方次第では加工しなくても良かったかもしれません。
PL-15Kとほとんど同じ構造で改良版みたいなMPL-1を購入し、MPL-1でもマガジンキャッチを左仕様に変えたりしていました。
その際に自分のマガジンの差し方の癖に気付き、元通りの状況ではないのですがPL-15Kでもう一度試してみました。
PL-15Kのマガジンキャッチは加工後にスペアを購入していて、無加工の物を持っているのでそれを使っています。

PL-15Kのマガジンは結局少し削ってしまったので、互換性があるMPL-1のマガジンを使用。
MPL-1のマガジン上部の形状はPL-15Kのマガジンと恐らく同じだと思います。
私は左手で銃を持ち、右手でマガジンを差し込む際、無意識にマガジン上部が銃内部の左側に当たるようにしていました。

PL-15Kのマガジンはある程度左右にガタつく余裕があるので、左か中心に寄っているとマガジンの平らな面とマガジンキャッチがぶつかる。
この状態だとマガジンを差し込むのは厳しいと思います。
私はこれをやっていて無加工では無理と考えていました。

先述の癖に気付いて「もしや」と思い、わざと右側にマガジンを当てながら入れてみました。

そうするとかなり抵抗があり、フレームの変形が怖いですがマガジンは差さりました…
右寄りだとギリギリでマガジンとマガジンキャッチの面取りされている部分が当たるようで、なんとか差し込めるみたいです。
スムーズに入るようにするならやっぱり加工はいると思いますが。
MPL-1のマガジンでしか試せていませんが、PL-15Kのマガジンでも右寄りに差せばいけたんじゃないだろうか…?
もっとスムーズに着脱できてほしかったが、一応無加工でアンビ対応でしたし、要加工呼ばわりはKIZUNA WORKSに悪いことをしてしまった。

ついでに右側のスライドストップの構造を確認してみると、フロントシャーシ中央でネジ止めされていました。
ネジを外せば可動はしたので、頑張れば左右連動させられるかもしれない。

ソ連やロシア系の拳銃が色々集まってきた。
割と最近まではトカレフくらいしか売ってなかったのにずい分増えましたね。
一時期流通していたMP-443も興味はあったものの売り切れて買えませんでした。今回のPL-15Kは購入できて良かった。
アウターバレルとチャンバーが新型になったバージョンが流通し始めました。
PL-15Kの次に発売されたMPL-1と同じ仕様でアウターバレルがショートリコイルせず、チャンバーはホップの掛け方が変わりました。調整もレンチを使うネジ式から工具不要のダイヤル式になり、ダイヤルの操作もしやすい位置になっています。
当記事のPL-15Kは仕様が違う旧型です。
台湾のKIZUNA WORKS製ガスガン、PL-15Kを買いました。
最近は海外製トイガンをよく買っていますね。
実銃はロシアのカラシニコフ社製で、実銃が公開され始めた頃に写真を見てカッコイイと思った銃。
ガスガンの存在を知ってから気になっていた。


実銃について大して知らなかったので、この機会に少し調べてみました。
主にロシアのサイトを機械翻訳で調べています。間違って理解している部分もあるかもしれません。
2014年に前身のPL-14が開発開始、後に改良型のPL-15となり、そのコンパクトモデルのPL-15Kも登場。
何年も前のモデルが長く使われやすい拳銃の中では最新の部類ですかね?
一見ストライカー方式ポリマーフレームの銃っぽいですが、内蔵ハンマー式のダブルアクション、アルミフレームの銃らしいです。
ポリマーフレーム化は検討されているとの事ですが、まだ実現はしてなさそう。
ガスガンの商品解説ではポリマーフレームだったり、ストライカー方式としている所が大半なんですけど、PL-15Kの地元ロシアの記事ではそういった事は書いてない…?(ストライカー方式・シングルアクションのPL-15-01というモデルはあるようです)
現行モデルは「PLK(PLCと翻訳される事もあった)」という名前になり、PL-15Kとそっくりな外見のままストライカー方式のシングルアクションになったようです。
PL-15シリーズは高評価で、すでにロシアの法執行機関で使われ始めているとか。
旧式化してもずっと現役だったマカロフを更新したいみたいですね。
そんな銃を台湾のKIZUNA WORKSがガスガン化してくれました。

PL-15Kのガスガンは目立つオレンジ色の箱に入っていました。あまり銃の箱っぽくないですね。

日本仕様はハンマースプリングとリコイルスプリングが弱めになっているそうです。
それでも日本メーカーのガスガンよりはコッキングに力がいるような気がします。


説明書無しとか紙切れ1枚ではなく、カラーのまともな説明書付きです。
日本語表記は無いけどHOP調整方法など最低限の事は分かる。
HOP調整はチャンバーの前側からレンチで行います。スプリングガイドがはまっている部分なので外さないといけません。

パーツリストもあるので分解する人は構造が分かりやすいと思います。
図を見た感じだとマルイのグロックと似た構造っぽい。


箱にMarking Ver.と書いてある通り刻印入りです。
シリアルナンバーはカラシニコフ社が動画等で使用している実銃と同じで、ガスガンとしてのシリアルナンバーではないようです。
ネットで写真を見ているとガスガンの刻印は書体が違う物もありました。何でだ?


最近の銃らしく各レバーやボタンはアンビ…のように見えますが、常時左右から操作できるのはセーフティだけです。
実銃ではアンビのスライドストップは右側がダミーでした(別パーツだけど動かない)。
セーフティは左側だけ出っ張りがあり、右側は薄っぺらくて操作しづらいです。
スライドストップも同様のデザインで、右側はダミーですがアンビだったとしても操作性は悪そう。
マガジンキャッチは左右入れ替え可能。

この個体はしっかりマガジンキャッチを押し込み、マガジンを引っ張らないと抜けないです。
グリップに半円形の切り欠きがあるのでマガジンを掴みやすい。

アウターバレル先端は11mm正ネジになっています。
サイレンサーなどを付けたい人には便利ですね。


サイトは前後ともプラスチック製みたいです。
丸い窪みはあるけど白とかで塗られていません。
マガジンの注入バルブは海外仕様でしたが、ちゃんとガスが入って冷えてなければよく動きます。
日本仕様スプリングの効果か海外製にしては動作は良好だと思います。
パーツリストを見る限り、マガジンキャッチの左右入れ替えは簡単そうなのでやってみます。
左利きなので、入れ替えが出来るなら何となくやりたくなってしまう。


マガジンキャッチの上にあるピンを抜き、スプリングを上に抜けばマガジンキャッチが外れます(画像はすでに左仕様のスプリングの向きになってます)。
ここまでは簡単ですが、私はこの後やらかしました。

マガジン形状が左右で異なっていて、右利き仕様の時はマガジンキャッチに当たる部分が斜めになっている。
左利き仕様にすると角張っている方がマガジンキャッチに当たるようになります。
少し丸っこくなっているものの、マガジンキャッチにぶつかるだけで横に動かせず、マガジンが挿さりません。

私は先にマガジン形状をよく見ず「強めに差せばいけるか?」と思って何度か試してしまったのです。
その結果、マガジンキャッチに押し上げられてフレームが少しですが変形してしまいました…
結構薄い部分なのでこの程度で済んで良かった。これ以上やったら割れたりしたかも。

加工無しでは解決できなそうなのでマガジンキャッチを削りました。
マガジンに当たる出っ張りを斜めにしています。
右利き仕様時にマガジンを保持する側なので、削りすぎると右仕様時に悪影響が出るかもしれません。

分かりづらいけど左仕様になっています。
マガジンは入るようになったけど動きはイマイチなので、マガジンキャッチをさらに削るか、マガジン側も少し削ろうかな。
2024 2/29追記
もの凄く今さらで申し訳ないのですが、マガジンの差し方次第では加工しなくても良かったかもしれません。
PL-15Kとほとんど同じ構造で改良版みたいなMPL-1を購入し、MPL-1でもマガジンキャッチを左仕様に変えたりしていました。
その際に自分のマガジンの差し方の癖に気付き、元通りの状況ではないのですがPL-15Kでもう一度試してみました。
PL-15Kのマガジンキャッチは加工後にスペアを購入していて、無加工の物を持っているのでそれを使っています。

PL-15Kのマガジンは結局少し削ってしまったので、互換性があるMPL-1のマガジンを使用。
MPL-1のマガジン上部の形状はPL-15Kのマガジンと恐らく同じだと思います。
私は左手で銃を持ち、右手でマガジンを差し込む際、無意識にマガジン上部が銃内部の左側に当たるようにしていました。

PL-15Kのマガジンはある程度左右にガタつく余裕があるので、左か中心に寄っているとマガジンの平らな面とマガジンキャッチがぶつかる。
この状態だとマガジンを差し込むのは厳しいと思います。
私はこれをやっていて無加工では無理と考えていました。

先述の癖に気付いて「もしや」と思い、わざと右側にマガジンを当てながら入れてみました。

そうするとかなり抵抗があり、フレームの変形が怖いですがマガジンは差さりました…
右寄りだとギリギリでマガジンとマガジンキャッチの面取りされている部分が当たるようで、なんとか差し込めるみたいです。
スムーズに入るようにするならやっぱり加工はいると思いますが。
MPL-1のマガジンでしか試せていませんが、PL-15Kのマガジンでも右寄りに差せばいけたんじゃないだろうか…?
もっとスムーズに着脱できてほしかったが、一応無加工でアンビ対応でしたし、要加工呼ばわりはKIZUNA WORKSに悪いことをしてしまった。

ついでに右側のスライドストップの構造を確認してみると、フロントシャーシ中央でネジ止めされていました。
ネジを外せば可動はしたので、頑張れば左右連動させられるかもしれない。

ソ連やロシア系の拳銃が色々集まってきた。
割と最近まではトカレフくらいしか売ってなかったのにずい分増えましたね。
一時期流通していたMP-443も興味はあったものの売り切れて買えませんでした。今回のPL-15Kは購入できて良かった。