
ハートフォード製モデルガン、プロテクター・パームピストルを買いました。
昔何かで解説を見て形が好きだった銃。
説明書に解説がありますが、1882年にフランスで製造が始まったかなり昔の銃です。
複数あるモデルの中で、1890年代にアメリカのシカゴ・ファイアアームズ社で生産された.32口径の7連発仕様がモデルガン化されています。


全然銃らしくないですよね。
ネタ銃みたいですけど、隠し持つために真面目に考えられた形状や機構になっています。
全長130mm程度と小さく、銃全体を握って中指と薬指の間から銃身を出すかたちで使います。
モデルガンは黒色ですが、実銃はニッケルメッキの銀ピカ仕様がほとんどだったそうです。

この銃の上下は箱のイラストが正解らしいです。
とはいえ逆向きで持っても持ちづらいとは思わず、特に問題無い気がしました。

いかにもピストルという感じの銃と比べるとかなり小さいです。
主にHW樹脂と亜鉛ダイキャスト製で、重量はカート込みで約275g。銃にもよりますがガスガンのマガジンくらいの重さ。
海外サイトで実銃の解説を読むと、全長4.5インチ(11.43cm)のモデルが銃のみで10.5オンス(297.67g)とされていたので、モデルガンの重さは実銃に近いっぽい。

普通の銃のようなトリガーは無く、この部分がトリガーになっています。
親指の付け根あたりで押す感じです。

銃身の上にあるのはセーフティ。こっちの方がトリガーっぽい見た目をしている。
銃を握れば自然に押すので、普通の銃のグリップセーフティに近い?


刻印もしっかり入ってます。
メーカーのサイトに記載されていますが、本来「PROTECTOR」の部分は商標を考慮してPが抜かれています。

右側面は回すと外せます。
これで独特な形状のシリンダーを取り出せる。


シリンダーはABS製で、他の部品と接触する部分は金属製になっている。
本物は鉄の塊でしょうから重そう。

シリンダーに入るカートはかなり小さいです。
実弾だと先端に弾頭が付きます。

弾はシリンダーの外側に向かって放射状に装填されます。
右のカートはわざと飛び出させて撮影したんですけど、説明書によると左は奥に入りすぎだったようです。
正しい使い方をしましょう。

シリンダーを外して内部のメカを見てるだけでも面白いです。

トリガーを押すと、トリガーに繋がった部品がハンマーを後ろに倒し、最後まで押すとハンマーが解放され撃発。
すごくシンプルな作り。

シリンダーの回転もトリガーに付いた部品に押されているだけです。

セーフティを押さずに撃とうとすると、シリンダーが引っかかって回れなくなります。
シリンダーが動かなければトリガーも動けません。
どれも単純な仕掛けなんですが、これを考えて形にする人って凄いですよね。
ハートフォードは他が作らなそうな銃も製品化してくれるので新製品も期待しています。
プロテクター・パームピストルの銀メッキ仕様とかも欲しいんですけど、HW樹脂だとメッキは難しいか(そもそもこの銃でバリエーション展開しないか?)
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