あれこれ気ままにコレクション

YAHOOブログが2019年12月でサービス終了となったので移行してきました。 主に自衛隊関係のトイガンや装備品などを集めたり、たまに自作もしています。 ロシアの銃も好きで時々買っています。 製作依頼は受付していません。

カテゴリ: 自衛隊

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何年も前に買ったものを最近発掘したのでネタにします。
大昔の自衛隊の放出品として入手したM1カービンのスリングとオイラーです。
M3グリースガンでも同じ物が使われていますね。
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スリングの前後に桜マークがあり、片方は銃に付けると隠れる位置にあります。
スイベルが当たっていたであろう部分は傷んでいます。
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米軍仕様では金具に刻印があったり無かったりするようですが、この個体はどの金具にも刻印は無い。
スリング先端の金具も米軍仕様では数種類あり、C型の金具は旧式になるようです。
自衛隊仕様の新旧はよく分からないのですが、D型の金具が付いているタイプの写真は見た事があります。
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銃に付けたら隠れる部分は亀の甲ホックが黒いです。
他の銀色の金具類も剥げてしまっただけで、最初は黒かったんじゃないでしょうか?
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こっちはオイラー。整備用の油を入れる缶ですね。
M1カービンではオイラーがスリングスイベル的な役割を持っています。
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M1カービンのストック後部に縦長の穴があり、ここにオイラーを入れてスリングを引っ掛ける。
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M1カービンが無いので伝わりづらそうですけどこんな感じで使われます。
オイラー単体では簡単にストックに入るらしいのですが、スリングごととなると滅茶苦茶キツイらしいです。
折り畳みストックのM1A1やM3グリースガン(A1じゃない方)にも同じオイラーを付ける場所があるが、スイベルは別にあるのでスリングを引っ掛けたりしません。
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このオイラーもスリング同様に実際に使われていたようで、スリングの上下だけ見事に銀色になっている。
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フタを開けるとこんな感じ。
ブラシとかは付いておらず、ただの棒です。
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オイラー内のパッキンは革製とゴム製があるそうです。
この個体は革製っぽい。
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オイラー本体は底に刻印があり、フタの方に刻印などは無い。
オイラーの刻印は自衛隊らしい桜マークとかではなく、入手した当初は「米軍放出品かな?」とか思ってたような気がします(あまり覚えてない)。
今見たら豊和工業のマークだよな、とすぐに気付いた。ミリタリーオタクとしての成長を感じますね。

豊和工業が作ったM1カービンは民間用だけで、警察予備隊や自衛隊で使われたM1カービンは米軍供与だと思っていたのですが、ウィキペディアでは豊和工業で自衛隊向けに5000丁製造されたとある(情報の出典は海外サイトでした)。
他にも自衛隊のM1カービンについて検索していたところ、空自の広報施設「浜松広報館エアパーク」のサイトでM1カービンの解説を見つけました。
「航空自衛隊の初代主力小銃」として紹介されていて、「第2次世界大戦後、米国での生産が終了していた米軍のM1騎銃の整備、部品交換や自衛隊のM1騎銃の整備と製造を豊和工業が担当しました。」とされている(M1騎銃はM1カービンの事)。
自衛隊向けM1カービンの日本語の情報が全然見つからないのですが、空自の広報が作ってたって言うんだから信じよう。

豊和工業マークのオイラーも米軍のM1を整備したり、自衛隊向けを製造してる中で作られたのかな?
せっかくスリングやオイラーを持ってるんだから、いつかM1カービンのトイガンも欲しい。

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買ってから時間が経ってしまったのですが、自衛隊員のフィギュアを買っていました。
主にアニメやゲームキャラクターを製品化しているfigmaというシリーズの商品です。
模型店のメルマガに載っていて、普段フィギュアは買わないけど気になって買ってしまった。
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中身はこんな感じ。フィギュアの身長は16cmくらいです。
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最初は握りこぶしが付いています。
何種類も手のパーツが付いているので色んな状況が作れますね。
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小さいですが陸自の迷彩2型がしっかり再現されています。

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88式鉄帽の形状やあご紐もそれっぽく出来ています。
黒のアイウェア装備なので、複数体並んでてもあまり違和感は無いと思います。
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重装備なわりによく動きます。
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もちろん89式などの銃も付属しています。
これは完成品の方で、商品解説では組み立てキットが精巧さ重視となっているが完成品も全然悪くない。
二脚無しの形で作られています。
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これは組み立てキットの方。
昔作った事があるリトルアーモリーシリーズと同じ物で、画像もその時作ったものです。
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フィギュア付属の89式は折曲銃床式のパーツも追加されていました。
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89式の出来も良かったけど9mm拳銃も凄い。
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拳銃はホルスターに挿し込めるようになっている。
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付属の銃パーツは実物サイズのガスガンと並ぶとこんな大きさです。
小さい模型とか好きなのでこれだけでもテンション上がります。
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右手のパーツが凝っていて、引き金に指を掛けている物と掛けてない物がある。
不用意に引き金に触れたら怒られますもんね。
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関節がよく動くので結構自然に銃を構えられる。
さすがに本物の人間の構え方を完全再現はちょっと無理があった。
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お手本みたいな構え方より、腕とか足を開いた派手なポーズの方がカッコイイですね。
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膝撃ちもちゃんと出来ます。
とはいえ訓練の写真で見られるような脚の角度は厳しい…
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脚使用の伏撃ちは腕の下に台がないとキツイ。
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拳銃も違和感なく構えられます。
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ちょっと姿勢が悪いけど担え銃。
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別売りのリトルアーモリーのAKMを持たせて、モンゴルで行われたPKO訓練時の陸自隊員っぽい装備に。
AKMのグリップが89式より細く、持たせるとグラグラしました。
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リトルアーモリーシリーズにM3グリースガンと9mm機関拳銃セットもあったので買ってみました。
9mm機関拳銃は「レ タ ア」の刻印まで再現されています。
この2つはグリップが太く、特に9mm機関拳銃は手を無理に広げないといけないので持たせるのはやめました。
M3のグリップはまだマシですが、ストックを折りそうなのでこちらも断念。

フィギュアの出来は良いと思うので、旧迷彩やOD作業服の自衛隊員フィギュアとかも発売してほしいですね。
ただ、普段フィギュアを買わない者としては出来に不満は無いのですが、定価で税込15950円は高く思えてしまう。
付属品が多かったり、凝った印刷で迷彩を再現してるようなので仕方ないのかな…?

最近単純にネタが思いつかなかったり、入院してバタバタしたりで当ブログ最長放置期間を更新してしまいました…

何年か前に買い始めて以来、自衛隊関係の記事がある昔の雑誌をときどき探して買っています。
今回見つけたのは古い毎日グラフの1958年1/5・1/12合併号。
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時代を感じる表紙ですね。当時の値段は100円。
ミリタリー関係の雑誌ではないので見開き2ページだけ自衛隊関係の記事があるのですが、これが現在ではもうやらなそう事をやっていて面白い。
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自衛隊がウサギ狩りをやっています。
北海道の豊平町での出来事で、農家の人たちが作物を荒らす野ウサギ狩りを自衛隊に頼んだとの事。
明確な時期は記載されていませんが、この雑誌が昭和33年1月12日発行となっているのでそれ以前の撮影ですね。
自衛隊が昔トド駆除をやった事は知っていましたが、ウサギ狩りは全然知らなかった。

記事では「北部総監部第7混成団真駒内駐屯部隊の精鋭たち」「千四百人の大部隊」とされており結構な大作戦のように思えます。
三方から囲んで缶を叩いて追い立て、こん棒を使って仕留める作戦だったようです。
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参加した隊員の写真を見ると銃は使わなくても弾納は装備しています。
作戦の成果は「四時間後には十四羽がつかまってしまいました」「千四百人の自衛隊のおじさんたちは十四羽をウサギ汁にして、大戦果だと喜びました」とあります。
どのくらいウサギが居たのか、畑を荒らされることが無くなったのかまでは書かれていませんが、大戦果と認識されているので作戦成功だったのかな?

記事中に登場した「第7混成団」について、今は見ない名前な気がするので調べてみると1955年(昭和30年)12月に真駒内駐屯地で発足した部隊で、1962年(昭和37年)8月には「第7師団」に改編されていました。そりゃ見ない訳だ。
第7混成団として活動した期間は短いですが、第7師団は今も北海道を守っていますね。
ちなみに「豊平町」は1961年(昭和36年)に札幌市に編入、廃止されていました。
第7混成団と豊平町はどちらもウサギ狩りの数年後にその名前が無くなっていたようです。

古い雑誌には現在インターネットで調べても出てこない情報があったりします。
今後も面白そうな雑誌を見つけたいです。

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ヤフオクに出品されている「88式鉄帽2型中号複製・アップグレード版」というのを買いました。
何年も前から88式鉄帽レプリカを売っている方がいまして、そちらから購入しています。
前はSDF-88という名前でしたが、最近はその名前は使われなくなったのかな?
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この2つはアップグレード版じゃない古い物。SDF-88シリーズは前にも買っていて家には先代達がいる。
左がアップグレード前の旧2型、右がさらに古い2点式あご紐のタイプ。
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内装が違うのは当然ですが、2型になって帽体が少し分厚くなっています。
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そういった進化があってからのアップグレード版。
左が旧2型、右が今回買った2型アップグレード版です。色が変わりましたね。
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内装は全て新規に作られていて、大きく目立つクッションは官品と同じ黒色に変更されています。
その他のハンモックやあご紐なども色や質感が全然違います。
アップグレード版の帽体はさらに分厚くなっていました。そりゃ重いわけだ。
商品説明ではアップグレード版は概ね1100~1200gとの事です。
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左が旧2型、右がアップグレード版のあご紐。
内装の質感を伝えるのは難しいですが、旧2型の方がフニャフニャしている感じ、アップグレード版は少し分厚く硬い感じ。
被り心地は旧2型の方が良いかも。
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あご紐のバックルはアップグレード版が良い。明らかにスムーズに着脱できる。

内装はどっちが官品に似てるかというと「どっちも違う」となる気がしますが、アップグレード版の方がしっかりしていて、軍用ヘルメット感はあると思います(自衛隊は軍じゃないけど)。

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他の変更点はハンモックを固定しているナット。
旧型は三角形のような形状でした。
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アップグレード版は本物のような丸いナットとワッシャーになりました。
「M.D.N」のシールも追加されているのはコピー品っぽい物も存在するからか?
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付属の鉄帽覆いも生地が変わっています。
よくあるPX品と違いゴムバンドのループも短めで官品風の外見です。
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ちょっと残念なのはレプリカ鉄帽付属の覆いは従来通り片面にしかベルクロがなく、クッションを付ける時に邪魔してしまう。
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官品だと2型鉄帽覆いはベルクロが両面に付いています(画像は私が昔自作した物)。
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両面にベルクロがあるとクッションがくっつく面が減らず、不安定になりづらい。

官品と同じにすれば多少なりとも手間と材料は増えますし、外から見えないので省略されてしまったのかな?
官品完全再現を求めると納得しない人もいると思いますが、現在流通している88式鉄帽2型レプリカの中では良い感じの製品だと思います。

最近は自衛隊装備のレプリカ品、一般人でも買えるPX品がかなり充実していますね。

最近、銃ネタばかりですがまた銃関係。
SFP9Mのスライドを販売しているDETONATORから、VP9用シリアルナンバータグの自衛隊仕様が10月頃に発売されていました。
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実は買ってから結構経っていて、組むために分解するのが面倒で後回しにしていたらかなり時間が経っていた…
私が5月に買ったスライドにはこれとは違う物が付属していました。再販された際に変更されたそうです。
9mm拳銃のスライドを発売したり、わざわざ自衛隊仕様としてのリアルさを向上させたり、いったい何が韓国メーカーを熱くさせるのか…?(ありがたいですけど)
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初期ロットのスライドに付属していたのはこれ。
VP9の実銃の写真を見る限りでは民間向けに近いようです。実銃もほぼ同じですが2行に分かれていて、数字の上に小さく何か書いてありました。
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DETONATOR製シリアルナンバータグの比較。
「JP21」が追加され、文字も大きくなりましたね。写真だと分かりづらいけど初期版の方が文字が黒っぽいです。
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これも写真では伝わりづらそうですが、初期版の方が少し光沢がある。
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自衛隊仕様タグを組み込むとこんな感じに。
自衛隊の「9mm拳銃SFP9」としてはこっちの方が正確。せっかくスライドを交換したのでこういう所もリアルにしたい。

新シリアルナンバータグのためにスライドをまた買わないといけないなんて事にせず、単品の販売もあるのはありがたいです。
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あとはこの「VP」が「SFP」になれば最高なんですけどね…

種類が多く、個人的には集めて楽しいアイテムである自衛隊迷彩の帽子系。
安くて場所を取らないのも良い。
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今まで集めた中で珍しいと思うのはハンチング帽。
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上から撮ったらよく分からない物体になってしまいましたが、横から見るとこんな形のやつです。
元は名前の通り狩猟用だったようですけど、その用途で使ってる人はほとんど居なそうですね。

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後ろから見ても自衛隊モノとしては見慣れない形。
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こういう自衛隊グッズの野球帽だったり、官給品レプリカやPX品の作業帽や八角帽はよく見かけます。
残念ながらハンチング帽は買った時の1回しか見ていません。

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使われている材料等は他の帽子系と同じっぽい。
サイズが書かれたタグも他の製品で見覚えがあるものだ。
コレクション目的で買ったのでサイズはバラバラです。

こういうのは1種類手に入ると他の迷彩も欲しくなってしまう。陸自迷彩や海自迷彩版もあるならぜひ手に入れたいですね。

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前に買ったVFC製ガスブロVP9用のスライドを買ってみました。
DETONATOR製で、陸自で採用されたモデルと同じSFP9Mにできる製品です。
DETONATORは韓国メーカーのようですが、タナカの9mm拳銃用のスライドも陸海空3種類発売していたりする。自衛隊推しなんですかね?
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アルミ削り出しの綺麗に作られたスライドで、錨と槍のマークと通常型より広範囲にあるセレーションが再現されています。
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バレルは純正だと白文字だったシリアルナンバー(文字無し版もある)が黒で凹刻印になる。
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チャンバーから出ているスプリングの引っ掛け方が変わっています。
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バレルとスライドと同じ数字のフレーム用シリアルナンバープレートも付属。
2022 12/30追記
現在は画像とは違うシリアルナンバープレートが付属しています。


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細かい事は書いてないけど説明書は付いていました。
DETONATOR製品は割と高評価のようですが、海外製ガスガン用の海外製社外品スライドなので、頑張って加工しまくって付ける覚悟で買っています。
説明書の通り、銃本体の製造時期によっても組み込み難度は変わるのかも。
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私が持っているVP9は2年半くらい前に買った個体です(恐らく当時最新ロット)。
この前後のロットでどのくらい違いがあるのか、無いのかは分かりません。
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組む前に純正スライドと比較してみると、SFP9の方が少しグレーっぽい色をしている。
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表面はSFP9(左)の方が綺麗ですね。
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VP9本体は古い商品なのですでにネット上で分解方法が公開されています。
ここで細かく書きませんが、スライドはほとんどネジを外すだけです。
フロントサイトだけはネジを締めると外せます。
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パーツ移植前に中身空っぽのSFP9スライドをフレームに通してみました。
最悪の場合、この時点で付かないとかも覚悟していたんですが、すんなり組めました。
純正スライドよりタイトな作りでガタつきは少ないです。
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スライドのパーツ移植は何も問題無くあっさり終わりました。
DETONATOR独自の可動式エキストラクターも問題無し。

ガスブロVP9は海外製なので最初からメタルスライドが付いています。
アルミだと思っていたのですが、VP9の方が重く感じたので量ってみるとスライド単体でVP9純正が150g、SFP9Mが70gくらいでかなり差がありました。
さすがに磁石は付かなかったのでVP9純正スライドは亜鉛か何か?
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アウターバレルの組み込み前にチャンバーのスプリングをスライド付属の物に交換(銀色の方)。
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スプリングの向きは説明書に書かれていないのですが、付けやすかった写真の向きにしてます。
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アウターバレルはそのまま組めるけどショートリコイル時の動きが悪かった。
ガチャガチャ動かした後に外すと一部が擦れて銀色になっている。
そこまで酷い状態ではないので、アウターバレル側を少し削ってオイルを塗るくらいで改善されました。
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大したトラブルは無くバレルも完成。

その後、スライドとバレルが完成したのでフレームに取り付け、ガチャガチャ動かしたり空撃ちしたりしました。
動作はしたし、スライドを引いた感触もこんなもんだろうと思っていたら、抜いたマガジンを見ると一部が削れていた。
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マガジン上部の右側だけ削れている。
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違和感は無かったけどスライド内部、エキストラクター付近が干渉していたようです。
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そんなにがっつり擦れている訳ではないみたいなので少しだけ削りました。
組み直して動かしてみると、余計な抵抗が無くなったのでスライドの動きがスムーズになりました。
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フレームのシリアルナンバープレートも交換。
分解が少し面倒なだけで組み込みに問題は無かった。
これの向きも説明書に記載されてないので、雑誌やネットで写真を探して組みました。
ネットで自衛隊のSFP9のシリアルナンバープレートが写った写真を発見、それと同じ向きにしています。
実銃のプレートはDETONATOR製でいうところの「225-000853」の後に「 JP〇〇(数字2桁)」と続いて、もっと隙間無く文字が詰まっていました。
スライド付属のプレートでは自衛隊仕様を完全再現とはいかないようです。
2022 12/30追記
現在は仕様変更され、自衛隊仕様を再現した物が付属しています。
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ちなみにDETONATOR製スライドの「225-000853」というシリアルナンバーについて、シリアルナンバープレートの向きを調べていて気付いたのですが…
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アームズマガジン2022年5月号の陸自SFP9M特集に写っている実銃と同じです。

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まともに組めない、動かないという惨状も想定していたんですが、割とあっさり完成しました。
一部をちょっと削った程度で普通に動作しています。
写真では分かりづらいですけどグレーっぽいスライドで、フレームとスライドで色が違う本物に近い見た目になったと思います。
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スライド後端のチャージングサポートが大型化されコッキング時、より滑りにくくなりました。
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本来ならグリップの「VP」刻印は「SFP」じゃないとおかしいんですけどこれは仕方ない。
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無事SFP9Mが完成したのでガンスタンドも買ってみました。
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これで見覚えがある展示ができます。
これだけ見ると本物みたいですね。私のVP9の場合は多少調整が要りましたが、DETONATOR製スライドの出来は非常に良いと思います。

2022 6/3追記
もしかしたらVP9の製造時期や個体差でスライドと相性が悪いだけかもしれませんが、動かしているうちに問題点に気づきました。
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ガスブロVP9はスライドが後退していればトリガーを引いてもスカスカで、ハンマーはシアーに押さえられたまま動かないはずです。
しかしSFP9Mスライドを組んでいると、スライドストップが掛かる位置にあってもハンマーが落ちてしまうみたいです。
そもそもスライドが後退しているときにトリガーを引かなければいいのですが、純正スライドでもブローバック時に稀に発生するらしいので、SFP9Mスライドで普通に使っていても発生するかもしれない。
ガスブロVP9でそれが起きると面倒な事になります。
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スライドがここまでしか前進できなくなります。
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ガスブロVP9はスライド後部にある銀色の板がハンマーをコッキングする構造です。
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コッキングし終わって前進するときは板がめくれて少ない抵抗で戻れます。
この板がハンマーより後ろにある時にハンマーが落ちてしまうと、隙間にハンマーの頭が入ってしまうらしくスライドが前進できなくなる。
スライドを引いてもハンマーをコッキングできず、コッキングできないのでスライドを前進させて外す事もできないです。
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こうなったらノズルの下辺りに細長い物を差し込み、ハンマーを直接コッキングできれば直せます。
中は見えないしハンマースプリングは強いのでやりづらいですが、上手くいけばカチッとハンマーが固定されます。
途中でスライドがリリースされやすいのでしっかり押さえ、傷を付けたくない場合は対策もしましょう(私はテープを巻いた六角レンチでやりました)。

こうなってしまうのは、トリガーバーがスライドに上手く接触できないのが原因っぽいです。
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VP9のトリガーバーは上に3つ出っ張りがあります。
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これは純正スライドの写真。
スライドストップが掛かる位置の場合、トリガーバー前側の出っ張りがスライド内側に当たります。
擦れる部分に跡がありますね。
スライドがトリガーバーを押し下げていればトリガーを引いてもスカスカで、ハンマーはシアーに押さえられたままです。
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抜け殻になったスライドを付けるとパーツの動きが見えて面白いです。
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DETONATOR製SFP9Mのスライドだとこんな感じです。
可動式エキストラクターがあるので作りが全然違う。
スプリングの溝にトリガーバーが入ってしまうのか、溝周辺の高さが合ってないのか分かりませんが、トリガーバーがスライドに当たらないみたいです。
その状態だとハンマーを押さえているシアーとトリガーバーはくっついていて、トリガーを引くとシアーが押されてハンマーを開放してしまいます。
スライドが後退中でもお構いなしです。
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試しにプラ板を両面テープで貼り、厚みを増して溝を塞いでみました。
この状態だと正常に動作し、トリガーはスカスカになります。
黒い線はトリガーバーに削られた部分をペンでなぞったものです。溝の上かどうか微妙な位置が削れてますね…
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上記の問題はスライドストップが掛かる位置で発生します。
その少し前まではノズルの一部がトリガーバーを押しているようで、ノズルがしっかり後退していればトリガーはスカスカです(ノズルがチャンバーにハマって伸びていると誤作動します)。
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スライドストップが掛かる位置まで行くと上にノズルが無くなり、前側の出っ張りが上手く機能しないのでダメっぽい。

私としては自分が気を付ければ済む問題なので「このままでいいや」なんですけど、人によっては気になりそう。
割と簡単に組めて、見た目も良いスライドなので、これが仕様だとしたらちょっと惜しいですね。

ブログのアクセス数を見ていると、突然アクセス数が激増している事があります。
そういう時はだいたいツイッター等に当ブログのリンクが貼られたりしているみたいです。

ある日、ネット上に当ブログのリンクがあるのか、あるとしてどんな所にあるのか何となく探してみたら面白い発見がありました。
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「IACMC MILITARIA FORUM」という、各国の軍隊や装備品等の海外フォーラム内の投稿に当ブログへのリンクがありました。
いつの間にか海外進出していたようです。インターネットって凄い。
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リンクがあったのは自衛隊の試作迷彩服についての投稿で、私が持っている何だかよく分からない迷彩服が紹介されていました。
英語は全然分からないので機械翻訳で読んでみると、アメリカからの投稿ようですがめちゃくちゃマニアックな内容で、日本人より自衛隊の迷彩について知ってそうです。
その記事の中や、他の記事でも日本のサイトで見覚えがある画像が多く使われていました。
私も自衛隊装備について調べていて閲覧した事があるサイトの画像もあり、海外の人も同じところに辿り着くんだと思うと面白い。
当ブログの画像も時々使われており、知らないうちに海外のコレクター達の語らいで役立っていたようです。

IACMCを見ていると基本的に海外では自衛隊装備はレア物扱いのようですが、日本人からしてもレア物も結構海外に流れていました。
しかし現物も情報も少ないコレクター達は苦労もあるようで…
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こういったタグを見れば日本のマニアならどんな物かある程度分かると思います。
マニアじゃなくても何が書いてあるかは分かる。
海外のコレクター達はeBay等で自衛隊装備を入手しているようですが、こういうのはよく分からず官品としてレプリカ等を買ってしまったり、そもそもタグを写さず出品されているケースもあるそうです。
日本人同士でもそういった事は起こりますが、外国人からするとより難しい買い物なんでしょう。

あと、色々な記事を読んでいて気になったのは、日本で熊笹迷彩や旧迷彩などと呼ばれている迷彩1型が、海外では時々「Fang」と呼ばれている。
「Type 1」「Kumazasa Camouflage」「Old Camouflage」といった名称も知られているようですが、「Fang」の方が短いし呼びやすかったり書き込みやすいのかな?
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Fangさんの画像。
普通にFangを牙の事と考えて迷彩を眺めてみる。
言うほど牙っぽいかなー?とも思ったが、模様の一つを見て思い付いた。
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こういう事か?
単純にFang=牙でいいのか分かりませんが、迷彩パターンの形からFangと呼ばれているらしいです。

昔は海外サイトを見る事は少なかったけど、機械翻訳でもいいので頑張って読んでみると新たな発見が多く面白いです。
食わず嫌いは良くないですね。

ちょっと時間が経ってしまいましたが、1/15に開催されていたビクトリーショーに行っていました。
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そこで久々に茶色っぽい旧迷彩装備を入手できました。
PX品の迷彩水筒覆いです。
模様は官品迷彩服と同じのようですが、茶色(黄色?)っぽい生地です。
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現役時代の所属は衛生科でしょうか?
文字の上には何か縫い付けてあった跡があります。
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傷があったり使用感はあるものの、古い物の割には状態は良いと思います。
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水筒本体も入ったまま売られていました。
覆いのホックで傷が付いていますが、こっちも程度は良いです。
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同じ生地の64式用弾納と救急品袋が揃いました。
弾納と救急品袋が手に入ったのはいつか確認したら6年ほど前。もうそんなに経つのか…
迷彩服は緑系なのに何でこういう色の装備品が作られていたんだろう?
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弾納等と並べて気付いたのですが、水筒覆いの色がずい分明るい。
弾納と救急品袋は未使用かそれに近い状態、水筒覆いは使用感のある中古品。
実は違う生地?とも思ったが、使っているうちに色が変わっただけっぽいです。
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水筒覆いのホックの裏側やベルトループの内側など、普段隠れている部分は弾納と同じ色のままです。
他の中古装備品でも緑系から黄色っぽくなっていた物もありました。
程度の良い中古品もいいですが、使い込まれた中古品も新しい発見があったりするので面白いです。

最近はすてんがん工廠のJVS-V1を製作していて、休みにちまちま作ってたので1か月以上掛かってしまいました。
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実は何回か前のビクトリーショーで買っていた物です。
いつか気合入れてちゃんと塗装とかして仕上げようと思ってすぐに作らなかったんですよね。
月日が流れ最近急にやる気になったんですが、買ってから2年くらい経ってるかもしれません…
キットは33000円となっていますが、会場価格でこれより安く買っていたと思います。
2024 1/30追記
現在は価格改定されキットが16000円、完成品が30000円になっています。
いつの間にかかなり値下がりしてました。
すてんがん工廠さんとしては完成品を製作する時間が無いので、出来るだけキットを購入してほしいそうです。

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ダミーのレーザーサイトなのでパーツ点数は少ないです。
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本物っぽい銘板も付いています。

見た目だけのダミー仕様と、ハートフォード製レーザーサイト「ビームフォード」内蔵仕様を選べます(ビームフォードは別売り)。
材質はプラスチックとしか書かれていないのですが、ガレージキットの模型に多いレジンキャストってやつですかね?
説明書にはまずパーツの離型剤を落とすように書いてあり、接着は瞬間接着剤が指定されています。
レジンキャストだとしたら初挑戦です。
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各パーツ形状は実物そっくりで、実物もほとんど黒い塊なので、組み立てるだけでもそれっぽくなると思います(画像はパーツを乗っけただけです)。
ただ、接着してもパーツ同士の隙間が目立ちそうで、やった事もない「合わせ目消し」をして塗装もしたいとか思ってしまった。
そんな事を考えなければ買ってすぐ組んでいたかも。
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私にしては珍しく製作中の写真を撮っていました。
パーツの隙間に瞬間接着剤を盛り、削って形を整えた後です。
ネットの情報を見ながら「合わせ目消し」に初挑戦しましたが、綺麗に仕上げるのに苦労しました。
削らなくていい所も削れてしまったり、パーツに傷つけてしまったりして、それも接着剤を盛って誤魔化しました。

ちなみに、リアルさ重視で仕上げるなら合わせ目を消してしまうのは間違いかもしれません。
実物がどんなパーツ構成か分かりませんが、写真によってはキットの合わせ目の位置にうっすら線が見えたりします。
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どちらかというと合わせ目より自分のミスを誤魔化すのに苦労し、何とか塗装も終わって完成しました。
ダイヤルの白線とマウントの文字を塗るのも大変でした…
ビームフォード無しのダミー仕様で組んでいます。
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合わせ目は何とかなりましたが、傷を消そうとして接着剤を盛った部分がびみょーーに消し切れていなかった。
写真じゃほぼ分からない程度で、現物を見ても一目ではバレないと思います。
しかし作った本人は知っちゃっているので気になってしまう…
気になる点はあるものの、我ながらずい分綺麗に作れたと思います。初心者としては大健闘じゃないでしょうか?
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レーザー部分はテープを巻いて挿し込んだだけで、外そうと思えば外せるようにしました。
ビームフォードを入れたくなったら簡単に組み込めます(多分)。
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あと、説明書通りだとダイヤルを付けてから本体上下を接着するのですが、合わせ目消しや塗装をしづらそうなのでダイヤルは後で付けたかった。
amazonで見つけたL型ドライバー(H&H L型ドライバー +1×75 #201Lという商品でした)がギリギリ入ったので、本体上下を接着した後、ドライバーでネジが回らないよう押さえてダイヤル側を回して固定しました。
もしネジが緩んだりダイヤルが外れても、ここを外せれば対処しやすいです。
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マルイのガスブロ89式小銃に付けるとこんな感じです。
JVS-V1は専用マウントで銃身を挟んで固定されています。
20mmレールやM-LOK、KeyModのハンドガードにゴチャゴチャ付けるのが当たり前の今では珍しい付け方ですよね。
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JVS-V1はこういう機械にしては小さいと思います。
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89式にJVS-V1と照準補助具レプリカを付けたところ。
20式小銃が登場しましたし、これが89式小銃の最終形態になるんでしょうか?

ネット上では20式は海外メーカーのレーザーサイトを使うという情報を見かけます。
もしそうなれば自衛隊しか使ってない物よりレプリカは発売されやすくなるかもしれません。
でも、JVS-V1みたいな自衛隊独自の装備、そのレプリカのようなマニアックな品を見る事が無くなるのは寂しい気もします…

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